片付ける気は、ぜんぜんないんだにゃ、これは。
クマ、うさぎ、ぞう、ねこ、いぬ。
みんな、いつかどこかで、ぼくの家にやってきた友達。
『大人になったら、ぬいぐるみは片付ける』って、聞いたことあるけど、
ぼくは、たぶん、ぜったいに片付けない。
このひとつひとつに、ぼくの記憶がくっついてる。
あのお祭りで、あの誕生日に、あの旅で。
片付けるってことは、思い出を箱にしまうってこと。
ぼくは、思い出も、ベッドのまわりに広げておきたいんだにゃ。
眠るとき、思い出に囲まれてる、っていうのは、けっこう贅沢なことだから。