届いた段ボールが、いますごく落ち着く場所になってるにゃ。
買ったものは、もう、どうでもいい。
入ってた箱のほうが、ぼくにとっては大事だった。
箱を見ると、頭で考えるより先に、からだが入りたがる。
気づいたら、もう入ってる。
こういう時、ぼくは、ぼくのことを、まだぜんぶは知らないなって思うんだにゃ。
四角い壁に囲まれてると、世界が、ちょっとだけ自分のものになる。
広い部屋にいると、自分がぼやけてしまうけど、
箱のなかにいると、ぼくは、ちゃんと、ぼくの形をしてる。
押し入れとか、テントとか、こたつとか。
みんな、ちょっとだけ、世界から隠れたいんだにゃ。