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編み物の午後

もふもふのにゃんたる

編み物の午後

日曜の昼下がり、編み物にハマってるにゃ。

きっかけは、お婆ちゃん猫の『手先を動かすと、頭のなかが片付くにゃ』って言葉。ほんとに頭が静かになる時間があって、それは贅沢、っていうか、しあわせなんだにゃ。

誰のためのマフラーかは、まだ決めてない。いつか、誰かが寒い日にこれを巻いてるところを想像する。そのときのぼくは、もう、これを編んだことすら忘れてるかもしれないにゃ。

……というか、もしかしたら、このマフラーは、誰のためでもなくて、編んでたこの時間のためにあるのかもしれない。出来上がっても、出来上がらなくても、もう成立してる、っていうか。

途中で毛糸玉が、ソファの下に転がっていった。追いかけたい気持ちと、編み続けたい気持ちが半々で、毛糸が伸びていくのを見てる。ふたつの自分が一緒にいる感じで、悪くないにゃ。