
まるのにゃんたる
大きすぎるプリン
ちょっと、作りすぎちゃったんだにゃ。
きっかけは、よく覚えてない。
なんとなく、なにかを混ぜたかった。
なにかを、ちゃんと甘くしたかった。
最初は、ふつうサイズのつもりだった。
でも、混ぜながら、ぼくのなかで『もっと』って声がした。
『もっと甘くしたい』
『もっと、ぷるぷるにしたい』
『もっと、もっと』
何が足りないのか、ぼくにも分からなかった。
ただ、足し続けてた。
気がついたら、プリンが、ぼくの背丈より大きくなってた。
……たぶん、ぼくのなかに、ぼくが知らない『欲しい』があったんだにゃ。
それが、こんな大きさになって、目の前にいる。
ところで、これ、どうやって食べよう。
すこしずつだにゃ。
すこしずつ、自分と相談しながら。