← 絵日記展に戻る11 / 11
柱のしるし

黒猫のにゃんたる

柱のしるし

柱に、ぼくの背の高さのしるしがついてるにゃ。去年の秋のしるし。その前の春のしるし。いちばん下のは、ほとんど床。

今日も、背中をくっつけて、頭に手をのせてみた。……伸びてる、と思う。たぶん。耳を入れたら、ぜったい。

大きくなるって、毎日見てると、ぜんぜんわからない。でも柱は、ぼくがわすれた小さいぼくを、ぜんぶとっておいてくれてる。

……というか、柱のほうは、ずっと同じ高さのまま、となりで、ぼくを待っててくれたんだにゃ。

しるしをつけ終わったら、ついでに柱で爪をといだ。これは、しるしじゃないにゃ。