
ふさふさのにゃんたる
種をまいた日
未来は、土が決めるんだにゃ。
ぼくにできるのは、それを楽しみに待つことだけ。
ひとつずつ、苗を植えていく。
ちっちゃい芽が、これからどんなに大きくなるか、まだ分からない。
『種をまく』って言葉、人間がよく使うけど、
本当に種をまいてみると、それは、未来との約束みたいなことなんだ。
『これがどうなるかは、まだ知らない。でも、ちゃんと育つのを楽しみに待ってる』
って、土に話しかけてる気がする。
……それで、植え終わったら、急に、すごく眠くなった。
未来のことを、ちゃんと預けたあとだからかもしれない。
泥だらけのまま、すこし、お昼寝するにゃ。
種が育つあいだ、ぼくも、ちゃんと、休んでおく。