メガネのにゃんたる
読みかけの本があるんだにゃ。あと数ページなのに、もう三日くらい、その数ページにたどり着けてない。
コーヒーをいれて、椅子に座って、さあ続きを、と思った瞬間に、本の上で、まぶたが重くなる。紙の匂いと、コーヒーの匂いと、午後の光と。それは、たぶん、眠るための完璧なセット。
『読みたい』気持ちと、『眠りたい』気持ちが、本の上で、しずかに重なってしまう。
結末を知るより、結末の前で寝てしまうほうが、じつは、好きなのかもしれないにゃ。