水たまりを見つけたら、跳ばずにいられないにゃ。
長靴のおかげで、思いきりジャンプできる。
ばしゃーん、って音。
ぼくのまわりに、いっせいに水しぶきが上がる。
『大人になったら、こういうことしなくなる』って、誰かが言ってた。
でも、ぼくは、なんで大人になったらやめるのか、ぜんぜん分からない。
水たまりに跳ぶのは、楽しい。
それ以上の理由がいるのかにゃ?
……ところで、ぼくのレインコートのなかに、水しぶきがちょっと入った。
それは、まあ、たまにある。
楽しいことには、たまに代償がある。
それでも、明日も水たまりがあれば、ぼくは、跳ぶ。