朝、いちばんに、お茶をいれるにゃ。
窓の向こうは、まだ霧がかかってる。
遠くの木が、ぼんやり浮かんでる。
昨日と同じ景色のはずなのに、霧があると、初めて見るみたいにきれいだ。
お茶のカップから、湯気が上がる。
湯気と霧、似てる。どちらも、はっきりしてないから、きれい。
『はっきりしないこと』を、もう少し、大事にしようと思うんだにゃ。
答えが出てないこととか、決まってない予定とか、
ぼんやりしてるからこそ、まだ、なんにでもなれる。
……それにしても、お茶は熱いうちに飲まないと、おいしくないにゃ。
ぼーっとしてないで、ちゃんと飲むにゃ。