
枯山水の庭ニャ
名もなき庭師猫
原作:龍安寺 方丈庭園(作者不明, 15世紀後半)
見習い学芸員の話
猫の国に、不思議な庭があるにゃ。
水は一滴もないのに、
白い砂の波紋が、大きな海に見えるんだにゃ。
木も花もないのに、
15個の石が、山にも島にも見えるんだにゃ。
ある子猫が聞いたにゃ。
「なんで何もないのに、全部見えるの?」
庭師猫は微笑んで言ったにゃ。
「何もないから、全部見えるんだにゃ。
あなたの心が、景色を作っているんだにゃ」って。
余計なものがない時、
本当に大切なものが見えてくるにゃ。
あなたの心にも、
静かな庭を作ってみてほしいにゃ。
🌿 この作品の背景
この作品は、京都・龍安寺の石庭から
インスピレーションを受けているにゃ。
15個の石が配置されているけど、
どの角度から見ても、必ず1個は隠れて見えないんだにゃ。
「完璧にすべてを見ることはできない」という禅の教えにゃ。
猫の国では、「引き算の美学」と
「心が景色を作る」という教えを、この庭から学んでいるにゃ。