🔬 猫の国 研究所
バーンアウトした脳は、
物理的に
「縮んでいた」
…MRIで撮ったら、
見えてきたものがあるにゃ。
最近、こんなことないにゃ?
「疲れてるだけ」「歳のせいかな」
…そう思ったかもしれないにゃ。
でも、スウェーデンの研究者が
MRIで脳を撮ったら、
ちょっと驚くことが分かったにゃ。
2018年、スウェーデン・カロリンスカ研究所のSavic博士が、慢性的な職業性ストレスで疲弊した人たちの脳をMRIで撮影したにゃ。
比較したのは、バーンアウトと診断された人たちと、健康な対照群にゃ。
前頭前皮質(mPFC)の厚さが、
対照群と比べて
しかもその薄さは、正常な加齢による変化を超えていたにゃ。
前頭前皮質は、集中力・判断力・感情の制御を担う場所にゃ。
つまり、「頭が回らない」「感情をコントロールできない」は気のせいじゃなくて、脳が物理的に変化していたということにゃ。
ここでひとつ考えてみてほしいにゃ。
「最近、頭が回らないな」と
感じたとき、
あなたはそれを
自分の努力不足だと
思ったことはあるにゃ?
…もしかしたら、
脳のほうが先に変わっていたのかもしれないにゃ。
同じカロリンスカ研究所のグループが、もうひとつおもしろいことを見つけたにゃ。
バーンアウト患者の脳では、
恐怖や不安を処理する扁桃体が
しかも、扁桃体と前頭前皮質の接続が弱まっていたにゃ。
(特に女性で顕著だったにゃ)
ちょっと噛み砕くとこうにゃ。
→ 前頭前皮質が「大丈夫、落ち着こう」と制御する
→ 前頭前皮質との接続が弱い → ブレーキが効かない
些細なことでイライラする。涙が止まらない。
それは性格じゃなくて、脳の配線の問題だったかもしれないにゃ。
2021年のメタ分析で、臨床的バーンアウトと認知機能の関係が大規模に調べられたにゃ。
バーンアウト患者730人と健常者649人を比較した結果、
5つの認知領域すべてで
有意な機能低下が見られたにゃ。
注意力と処理速度(効果量 −0.43)
実行機能(−0.39)
記憶(−0.36)
ワーキングメモリ(−0.36)
流暢性(−0.53)
さらに気になるのは、
この認知機能の低下は、治療後も数年間持続することがあると報告されていることにゃ。
「最近ミスが多いな」
「前はもっとできたのに」
そう感じているとしたら、
それは衰えじゃなくて、
脳からの信号かもしれないにゃ。
ここまでの研究をまとめると
こうなるにゃ。
→ 判断力・集中力・感情制御の低下
→ 不安・恐怖の過剰反応
→ 感情のブレーキが効かない
でも、ここからがおもしろいにゃ。
複数の縦断研究で、バーンアウトによる脳の変化が部分的に回復することが報告されているにゃ。
マインドフルネス、運動、認知行動療法、
ニューロフィードバックなどを経た患者で、
前頭前皮質の薄化と扁桃体の過活動が
脳には可塑性がある — つまり変わった脳は、また変われるにゃ。
「部分的に」というところがポイントにゃ。
完全に元に戻るかどうかは、まだ分かっていないにゃ。
でも、変わったまま固定されるわけでもない。
それは、ひとつの希望かもしれないにゃ。
「頑張れない」を
「根性がない」と言う人がいるにゃ。
「集中できない」を
「やる気がない」と言う人がいるにゃ。
でも、MRIは別のことを言ってたにゃ。
脳が物理的に変わっているなら、
それは「気合い」の問題じゃないにゃ。
…あなたはどう思うにゃ?
「頭が回らない」は、
脳からの
手紙かもしれない。
それを受け取るかどうかは、
あなた次第にゃ。
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