🔬 猫の国 研究所
バーンアウトは
「心が弱い人の病気」
じゃなかった
…「あなたのせい」じゃないかもしれない、
というデータにゃ。
バーンアウトした人に
よく言われる言葉にゃ。
でもにゃ。
40年以上バーンアウトを研究してきた
心理学者が出した結論は、
ちょっと違ったにゃ。
バーンアウト研究の第一人者、Christina Maslach博士とMichael Leiter博士は、数十年の研究から「6つの領域」を特定したにゃ。
職場とのミスマッチがどれか一つでも深刻になると、バーンアウトのリスクが跳ね上がるにゃ。
① 仕事量 — 終わらない量、休む隙がない
② コントロール — 自分で決められない
③ 報酬 — 認められない、見合わない
④ コミュニティ — 孤立、支え合いがない
⑤ 公平さ — 不公平な扱い、えこひいき
⑥ 価値観 — やりたいことと求められることのズレ
ここで大事なのは、これは6つとも「環境側の要因」だということにゃ。
「個人の性格」は、この6つに入ってないにゃ。
もしバーンアウトが
「個人の弱さ」なら、
なぜ特定の職場で
集中的に発生するにゃ?
次のデータを見てほしいにゃ。
Maslach Burnout Inventory(MBI)を使った世界中の研究をまとめると、こんな数字が見えるにゃ。
看護師
医師・NP・PAでは30〜50%。
教師、警察官、ソーシャルワーカーも
高い割合で報告されているにゃ。
もしバーンアウトが「メンタルが弱い人の問題」なら、看護師の70%がメンタルが弱いことになるにゃ。
…そんなわけないにゃ。
特定の職業で集中的に起きるということは、原因は「人」ではなく「構造」にあるということにゃ。
「別に怒鳴られてるわけじゃないし」「パワハラってほどじゃないし」
そう思ってる人に見てほしい研究があるにゃ。
回答者の
が、過去6ヶ月以内に職場での排除(無視・除外)を経験していたにゃ。
(嫌がらせ・いじめを経験した人は48%)
しかも、排除を受けた人のほうが、いじめを受けた人よりも離職率が高く、健康被害が大きかったにゃ。
なぜか。
UCLAのEisenberger博士のfMRI研究が、ひとつの答えを出してるにゃ。
社会的に排除されたとき、脳は身体的な痛みと同じ領域(前帯状回)を活性化させたにゃ。
無視は、脳にとっては「殴られる」のと同じカテゴリの出来事だったにゃ。
会議で発言を無視される。
ランチに誘われない。
メールの返信が自分だけ遅い。
この「小さなこと」の積み重ねが、
脳にとっては
痛みだったとしたら?
最後に、もうひとつ
気になる研究があるにゃ。
バーンアウト対策の研究レビューで、面白いパターンが見えたにゃ。
効果は「modest(ほどほど)」と評価されることが多いにゃ
より持続的な効果が報告されているにゃ
Maslach博士はこう言っているにゃ。
「バーンアウトは主に職場の要因によって引き起こされる。
だから解決策も、組織レベルで考える必要がある」
個人の努力に意味がないわけじゃないにゃ。
でも、燃え続けてる場所で「火に強くなれ」と言われても限界があるにゃ。
「あなたが弱いから壊れた」と
「あなたを壊す構造があった」は、
全然違う話にゃ。
データは、後者を指していることが多いにゃ。
もちろん、同じ環境でも
平気な人と壊れる人はいるにゃ。
でもそれは「強さ」の差じゃなくて、
6つのミスマッチのどこに
当たったかの差かもしれないにゃ。
…あなたはどう思うにゃ?
壊れたのは
あなたじゃなくて、
環境との関係
かもしれない。
その視点を持つかどうかは、
あなた次第にゃ。
6時間睡眠を14日続けた人は、自分の衰えに気づかなかった?
「怒りの行き先」— 怒りの置き場所がない話
自分を知るための診断ツールを試す
猫の国は、優しい人のための場所にゃ。