🔬 猫の国 研究所
噂話をすると、
*オキシトシンが
上がっていた*
…「悪口じゃないよ、情報交換だよ」が、
わりと正しかったにゃ。
噂話って、なぜか気持ちいいにゃ。
罪悪感はあるのに、やめられない。
実は、ちゃんと科学的な理由があったにゃ。
イタリア・パヴィア大学のBrondino博士のチームが、面白い実験をしたにゃ。
被験者に3種類の会話をさせて、会話の前後で唾液中のオキシトシンを測ったにゃ。
① ゴシップ(誰かについての噂話)
② 感情的だけどゴシップじゃない会話
③ ニュートラルな会話
ゴシップ後のオキシトシンは、
他の2種類の会話と比べて
感情的な会話でもニュートラルな会話でもなく、
ゴシップだけがオキシトシンを上げたにゃ。
オキシトシンは「絆のホルモン」にゃ。
母子の絆、恋人同士の絆、信頼関係に関わるやつにゃ。
噂話が、絆を深めるホルモンを出していたにゃ。
「噂話って良くないよね」
と思いつつ、
やめられないのは、
脳が報酬を受け取ってる
からかもしれないにゃ。
でも、なぜ噂話で
オキシトシンが出るにゃ?
進化の話がヒントをくれるにゃ。
進化心理学者のRobin Dunbar博士は、大胆な仮説を提唱したにゃ。
サルは毛づくろい(グルーミング)で
社会的絆を維持するにゃ。
でも人間の社会は
サルよりずっと大きいにゃ。
150人の仲間全員の毛づくろいは
物理的に不可能にゃ。
そこで人間が発明したのが
「言語によるグルーミング」
= つまりおしゃべりにゃ。
中でも噂話は
最も効率的な社会的グルーミングにゃ。
実際、人間の会話の約65%は
社会的な話題(誰が何をした、どう思うか)
だと言われてるにゃ。
噂話は「悪いこと」なんじゃなくて、
*人間が集団を維持するために進化させた
コミュニケーションツール*だったかもしれないにゃ。
研究者たちが整理した、噂話の進化的機能にゃ。
① ルールの共有
「あの人ああしたらしいよ」→ 何がOKで何がNGかを伝達
② 裏切り者の検出
「あの人信用できないらしいよ」→ 集団の安全を守る
③ 社会的絆の強化
「内緒の情報」を共有する → 信頼関係の構築
④ 評判システムの維持
「あの人いい人だよ」→ 協力的な人を見つける
友達と誰かの話をした後、
なんとなく仲良くなった
気がする。
それは気のせいじゃなくて、
オキシトシンが出てた
のかもしれないにゃ。
ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。
友達とカフェで2時間。
気づいたら、ずっと誰かの話をしてた。
帰り道、「今日楽しかったな」と思う。
でも同時に、
「私たち、悪口ばっかりだったかな」
と、ちょっとだけ罪悪感がある。
でもにゃ。
あの2時間であなたの脳に起きてたのは、
「悪口」じゃなくて「グルーミング」だったかもしれないにゃ。
サルが毛づくろいで絆を深めるように、
人間はおしゃべりで絆を深めるにゃ。
誰かの話をすること自体が、
「私はあなたを信頼してます」の
サインになってたにゃ。
もちろん、悪意のある噂で
誰かを傷つけるのは別の話にゃ。
でも、友達との「ねえ聞いた?」を
全部「性格が悪い」と思う必要は
ないかもしれないにゃ。
最後にひとつだけにゃ。
「ねえ聞いた?」は、
「あなたを信頼してる」の
別の言い方かもしれない。
今度友達とおしゃべりした後、
罪悪感を感じたら
思い出してにゃ。
あなたの脳はあの時間を
「悪口の時間」じゃなくて
「絆の時間」として
処理してたかもしれないにゃ。
悲しい曲を聴くとなぜか気持ちいい理由
「言いそびれたこと」— 届かなかったありがとう
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猫の国は、優しい人のための場所にゃ。