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同じベッドの距離

📅 2026-03-23⏱️ 3分✍️ 匿名の既婚者
夫婦距離孤独すれ違い結婚
付き合いたての頃、夜中にどっちかが起きると、もう片方も目を覚ました。 「どうした?」「トイレ」「おやすみ」 それだけで、安心した。 今も、夜中に目が覚める。隣で夫が寝ている。寝息が聞こえる。 でも、声はかけない。向こうも、かけてこない。 休みの日の朝ごはんを、一緒に作ってた。 「卵焼き甘い派?しょっぱい派?」なんて聞いて、「じゃあ半分ずつ作ろう」って笑ってた。 今は、起きる時間がずれた。先に起きたほうが勝手に食べる。テーブルに残された食器で、「あ、起きたんだ」と知る。 一緒にいるのが当たり前だったあの頃と、一緒にいるのが当たり前になった今。 同じ言葉なのに、全然違う。 嫌いになったわけじゃない。たぶん向こうも。 ただ、「好き」の形が変わったのか、「好き」が減ったのか、それすら分からない。 聞けばいいのかもしれない。「最近、どう思ってる?」って。 でも聞いて、答えが返ってくるのが怖い。聞かないまま過ぎていく日々のほうが、まだ安全な気がする。 同じベッドで寝ている。背中合わせで。 あの頃は、くっついて寝てた。今は、ちゃんと自分のスペースがある。 大人になったのかな。 それとも、遠くなっただけかな。 --- *© 2026 匿名の既婚者*