お疲れ様でした
ふつう・4分

お疲れ様でした:会社で、透明人間になった

匿名の社員・4分・ふつう

会社で、透明人間になった。

誰も、私に話しかけない。誰も、私を見ない。まるで、そこにいないみたいに。

最初からこうだったわけじゃない。

入社したばかりの頃は、普通だった。挨拶もした。ランチにも誘われた。仕事も教えてもらった。

でも、3ヶ月くらい経った頃から、変わった。

ミスをした。大きなミスじゃない。でも、上司に怒られた。

その日から、周りの態度が変わった。

話しかけても、そっけない返事。ランチにも誘われなくなった。会議で発言しても、誰も反応しない。

最初は、気のせいかと思った。でも、違った。

明らかに、避けられている。無視されている。

何が悪かったのか、わからない。ミスをしたから?それだけ?

でも、他の人もミスをしている。それなのに、私だけ。

いじめなのか?でも、いじめってもっとわかりやすいものだと思ってた。悪口を言われるとか、物を隠されるとか。

これは、もっと陰湿だった。ただ、無視されるだけ。存在しないものとして扱われるだけ。

毎朝、会社に行くのが辛い。

ドアを開けて、オフィスに入る。「おはようございます」って言う。

でも、誰も返事しない。

デスクに座る。パソコンを開く。仕事をする。

誰とも話さない。話しかけられない。

ランチは、一人でコンビニに行く。デスクで食べる。

午後も、一人で仕事をする。

定時になったら、帰る。「お疲れ様でした」って言う。

でも、誰も返事しない。

これが、毎日だ。

辞めたい。でも、辞められない。次の仕事が見つかるか不安。生活もある。

だから、続けている。透明人間として。

家に帰ると、泣く。

「なんで、私だけ」

答えは出ない。

でも、明日も会社に行く。透明人間として、また一日を過ごす。

いつか、この状況が変わるだろうか。

わからない。

でも、今日も生き延びた。

それだけで、精一杯だ。

― 匿名の社員

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