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息子が、不登校になった

📅 2025-11-03⏱️ 5分✍️ 匿名の父
家族子ども葛藤理解変化
息子が、学校に行かなくなった。 中学2年生。ある日突然、「行きたくない」って言った。 最初は、「サボるな」って怒った。「みんな我慢して行ってるんだ」って。 でも、息子は行かなかった。 1週間、2週間、1ヶ月。ずっと、家にいる。 部屋から出てこない。ご飯も部屋で食べる。顔も見せない。 学校から連絡が来た。「お子さん、どうされてますか」って。 「すみません、体調が」って嘘をついた。 でも、体調じゃない。心だ。 息子に聞いた。「何があったんだ?いじめか?」 息子は答えなかった。ただ、「行きたくない」って繰り返すだけ。 妻は泣いた。「私の育て方が悪かったのかしら」って。 俺も、自分を責めた。「俺が厳しすぎたのか」って。 でも、答えは出なかった。 2ヶ月が過ぎた。 俺は、諦めた。いや、考えを変えた。 無理やり学校に行かせても、意味がない。むしろ、追い詰めるだけだ。 ある日、息子の部屋のドアをノックした。 「入っていいか」 返事はなかった。でも、入った。 息子は、ベッドで横になっていた。 「学校、行かなくていいぞ」って言った。 息子は、こっちを見た。驚いた顔をしていた。 「無理に行かなくていい。休んでいいんだ」 息子の目から、涙が出た。 「ごめん」って息子が言った。 「謝らなくていい。お前は悪くない」 それから、少しずつ、息子が部屋から出てくるようになった。 リビングで一緒にテレビを見た。一緒にご飯を食べた。 学校の話はしなかった。将来の話もしなかった。ただ、一緒にいた。 半年が過ぎた。 息子が言った。「学校、行ってみようかな」 驚いた。でも、「無理しなくていいぞ」って言った。 息子は、「うん、でも行ってみる」って。 次の日、息子は学校に行った。午前中だけ。でも、行った。 帰ってきた息子に、「どうだった?」って聞いた。 「まあまあ」って息子は言った。 それだけ。でも、十分だった。 今、息子は週に3日、学校に行っている。 毎日じゃない。でも、それでいい。 息子は息子のペースで、生きている。 俺は、それを見守っている。 不登校になった息子。最初は、受け入れられなかった。 でも、今は違う。息子が生きていてくれる。それだけで、十分だ。 人生には、いろんな道がある。学校に行くだけが、正解じゃない。 息子の道を、俺は応援する。 それが、父親としてできることだ。 --- *© 2025 匿名の父*