🔬 猫の国 研究所
"セックスレス"の正体は、
回数じゃなくて
「欲求のズレ」だった?
…これ、悩んでる人
けっこう多いと思うにゃ。
このテーマ、
研究所のねこたちが
しっかり調べてみたにゃ。
だって、この問題で
ひとりで悩んでる人が
すごく多いって知ったからにゃ。
実はこのテーマ、
**研究者たちがかなり真剣に
取り組んでいる分野**だったにゃ。
研究者たちが注目しているのは、「回数が少ないこと」そのものじゃないにゃ。
問題になるのは、パートナー同士の「したい度合い」が違うことにゃ。
これを学術的にはSexual Desire Discrepancy(SDD=性的欲求の不一致)と呼ぶにゃ。
片方は「もっと近づきたい」、
もう片方は「今はいいかな」。
このギャップが、苦しみの正体
欲求のズレ(SDD)は、カップルがセックスセラピーを受ける理由の第1位であると報告されているにゃ。
セラピー受診理由
つまり、多くのカップルが直面している問題にゃ。
あなただけじゃないにゃ。
ウィロビーたちの研究チームは、1,054組のアメリカの既婚カップルを対象に、欲求のズレが関係にどう影響するかを調べたにゃ。
・欲求のズレが大きいほど、関係満足度が低い
・関係の安定感も下がる
・衝突が増える
・この傾向は男女どちらにも見られた
調査対象の既婚カップル
「回数が多い・少ない」が問題なんじゃなくて、ふたりの間の「差」が大きいことが関係の満足度を下げていたにゃ。
週1回でも、ふたりとも「それくらいがいいね」と思っていれば問題は少ないにゃ。
逆に週3回でも、片方が「本当はもっと」と思っていたら、ズレは存在するにゃ。
ウィロビーたちの研究で、もうひとつ興味深い発見があったにゃ。
実際の頻度は、
欲求が低い方のパートナーに
合わせる形になりやすい
これ、考えてみると自然なことにゃ。
「したくない」人に無理強いはできないから、結果的にそうなるにゃ。
でもこの構造には落とし穴があるにゃ。
欲求が高い方:「拒否されてる」「魅力がないのかな」と傷つく
欲求が低い方:「プレッシャーをかけられてる」「申し訳ない」と罪悪感
→ どちらもつらい。どちらも悪くないにゃ。
この構造を知ってるだけで、
「相手が悪い」「自分が悪い」じゃなくて、
「これは構造の問題なんだ」と思えるかもしれないにゃ。
2020年、ヨーロッパ性医学会が公式の見解を発表したにゃ。
その中に、にゃんたるが一番驚いた言葉があるにゃ。
性的欲求の不一致は、
長期的な関係において
「バグ」ではなく「仕様」である
"A feature, not a bug."
つまり、長く一緒にいれば欲求にズレが出るのは異常でも故障でもなくて、当たり前のことだと、専門家の学会が言っているにゃ。
ふたりの人間が、いつも同じタイミングで
同じ強さの欲求を感じるほうが、
むしろ不思議にゃ。
体調も、ストレスも、ホルモンバランスも、
仕事の忙しさも、その日の気分も——
全部違うのが当たり前にゃ。
ハンゲンたちの最新の研究(2023年)は、もっと踏み込んだ発見をしたにゃ。
性的なコミュニケーションの満足度が高いカップルは:
・実際の欲求のズレがあっても、「ズレている」と感じにくかった
・結果として関係満足度が高かった
つまり、ズレそのものを無くさなくても、
話し合えている実感があれば、問題は小さくなるにゃ。
大事なのは欲求を一致させることじゃない。
「このことについて話せる」
という安心感
「実際のズレ」と「感じているズレ」は違うにゃ。
話し合えているカップルは、
同じだけのズレがあっても、
それをズレだと感じにくかったにゃ。
なぜ「話すこと」がそんなに効くのか。
にゃんたるなりに整理してみたにゃ。
「なぜ拒否されるんだろう」→ 「愛されてない?」
「なぜ求められるんだろう」→ 「体目的?」
相手の気持ちがわからないから、最悪の解釈で埋めてしまうにゃ。
「今は疲れてるだけで、あなたが嫌なわけじゃない」
「もっと触れたいのは、あなたが好きだから」
理由がわかると、同じズレでも意味が変わるにゃ。
研究が示しているのは、
**ズレを無くすことが目標じゃなくて、
ズレについて安心して話せることが目標**
だということにゃ。
欲求のズレに気づいたとき、やりがちなことがあるにゃ。
でも研究の知見から見ると、逆効果になりやすいものがあるにゃ。
「パートナーのために我慢して応じよう」
→ 義務的な行為は、長期的にさらに欲求を下げるリスクがあるにゃ。
そして相手も「本当は嫌なんじゃないか」と感じ取ってしまうにゃ。
「普通はもっと多いよ」「他のカップルは…」
→ 比較や圧力は、欲求が低い側の罪悪感と回避を強めるだけにゃ。
「ストレスのせいでしょ」「スマホばっかり見てるからでしょ」
→ 原因を特定して相手を変えようとするのは、対話ではなく裁判にゃ。
どれも、悪気があってやってるわけじゃないにゃ。
「なんとかしたい」という気持ちの裏返しにゃ。
でも、研究が繰り返し示しているのは、
「変えようとする」より「わかろうとする」
ほうが関係を守るということにゃ。
ここでちょっとだけ、
考えてみてほしいにゃ。
パートナーとの間に
「欲求のズレ」を感じたことは
あるにゃ?
そのとき、
それについて話せたにゃ?
話せなかったとしたら、
何がそれを難しくしてたにゃ?
話せなかったとしても、
それは自然なことにゃ。
このテーマは、誰にとっても
簡単じゃないにゃ。
ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。
「レス」って言葉は、
何かが欠けているというニュアンスがあるにゃ。
「〇〇レス」=「〇〇がない」。
でも研究が教えてくれたのは、
問題の本質は「ないこと」じゃなくて
「ズレていること」だったにゃ。
そしてもっと言えば、
**ズレそのものよりも、
ズレについて話せないこと**が
関係を蝕んでいたにゃ。
「バグじゃなくて仕様」。
この言葉が、にゃんたるはすごく好きにゃ。
長く一緒にいれば、ズレるのが当たり前。
そう思えたら、
「うちはおかしいのかな」という不安が
少しだけ軽くなるかもしれないにゃ。
もちろん、これはあくまでひとつの角度から見た話にゃ。
あなたの関係のことは、あなたが一番わかってるにゃ。
「回数」を数えるんじゃなくて、
「気持ち」を聴き合うこと。
欲求のズレは、なくせないかもしれないにゃ。
でも、ズレたまま一緒に歩くことはできるにゃ。
大事なのは、ぴったり合うことじゃなくて、
「ズレてるね」って笑い合えること
なのかもしれないにゃ。
…にゃんたる、
伝えてよかったにゃ。
「伝えるためのひみつノート」で
コミュニケーションを実践する
心に寄り添う物語を読む
自分を知るための診断ツールを試す
猫の国は、優しい人のための場所にゃ。