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🔬 猫の国 研究所

出会い方の「1位」は、
もう"友達の紹介"
じゃない?

…にゃんたる、
時代の流れを感じたにゃ。

💑
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PM 8:32
そういえば二人ってどこで出会ったの?
マッチングアプリ!
えっ、うちもだよ
最近みんなそうじゃない?
友達の紹介で会う人、減ったよね…

「どこで出会ったの?」

この質問への答えが、
ここ数十年で大きく変わってるにゃ。

研究所のねこたち、気になって調べてみたにゃ。
そしたら、スタンフォード大学の研究者が
とんでもないデータを集めてたにゃ。

🧪 スタンフォード大学 HCMST研究

「カップルはどこで出会い、
どう付き合い続けるのか」を
大規模に追跡した研究

社会学者のマイケル・ローゼンフェルドと研究チームは、スタンフォード大学で大規模な調査プロジェクトを立ち上げたにゃ。

その名もHCMST(How Couples Meet and Stay Together)
「カップルはどうやって出会い、どうやって関係を続けるのか」を調べる、アメリカ最大級のカップル調査にゃ。

📊 調査規模

第1波(2009年):4,002人の成人を調査
2017年には新たに3,510人のサンプルを追加

カップルの出会い方を、数十年分さかのぼって分析したにゃ。

4,002人

初期サンプル規模

この研究がすごいのは、ただ「今のカップル」を調べただけじゃないところにゃ。

1930年代から2017年までの出会い方の変遷を、データで追えるようにしたにゃ。

📜 出会い方の歴史

数十年で、
「出会いの主役」は
何度も入れ替わった

ローゼンフェルドたちのデータを時代ごとに見ると、面白い変化が浮かび上がってくるにゃ。

📅 出会い方の変遷

1930年代:家族の紹介が最も多かった
1943年ごろ:「友達の紹介」がトップに
1990年代〜:バー・レストランが上昇
2000年代〜:オンラインが急上昇
2012年ごろ:オンラインが全方法を抜いて1位に

約70年間、「友達の紹介」がずっと1位だったにゃ。

お父さんお母さんの時代も、
おじいちゃんおばあちゃんの時代も、
「知り合いを通じて出会う」のが当たり前だったにゃ。

でも、あるときそれが変わったにゃ。
歴史上はじめて、友達の紹介が1位じゃなくなったにゃ。

📱 2012年ごろ、逆転が起きた

オンラインが
すべての出会い方を
追い抜いた

2012年ごろを境に、オンラインでの出会いが他のすべての方法を上回ったにゃ。

📊 2017年のデータ

アメリカの異性カップルのうち、
オンラインで出会った割合

39%

2017年時点

約4割にゃ。

友達の紹介、職場、学校、バー、
近所づきあい、家族の紹介……
どれも、この数字に届かなくなったにゃ。

しかもこの数字は年々上がり続けていたにゃ。
2009年の調査では約22%だったのが、
わずか8年で39%まで伸びたにゃ。

これは、出会い方の歴史の中でも
かなり急激な変化にゃ。

📉 同時に減ったもの

友達、家族、職場——
「仲介者」を通じた出会いが
減り続けている

オンラインが伸びた分、何が減ったのか。
データを見ると、はっきりした傾向があるにゃ。

📊 減少した出会いの経路

友達の紹介:1990年代にピーク → 大幅に減少
家族を通じて:1930年代がピーク → 一貫して減少
職場の同僚を通じて:1990年代がピーク → 減少
近所・教会:ずっと減少傾向

共通点があるにゃ。
どれも「誰かが間に入っている」出会い方にゃ。

友達が「いい人いるよ」と紹介する。
家族が「あの家のお嬢さんはどう?」とすすめる。
職場で「同期の○○さん、気になってるんだけど」と相談する。

ローゼンフェルドはこの変化を、ある言葉で表現したにゃ。

💡 ディスインターメディエーション

「仲介者がいらなくなる」
という現象

ローゼンフェルドはこの論文のタイトルに、こんな言葉を使ったにゃ。

Disintermediating your Friends
——友達という「仲介者」が
いらなくなっていく

ディスインターメディエーション
つまり、「間に人を挟まずに、直接つながる」ようになったにゃ。

昔は、出会いの範囲が自分の「社会的ネットワーク」に限られていたにゃ。
知り合いの知り合い、友達の友達、親戚の知人……
そういう人づての連鎖の中でパートナーを見つけていたにゃ。

オンラインは、その制約を外したにゃ。

友達に頼まなくても、
家族に紹介されなくても、
自分で、直接、知らない人と出会えるようになったにゃ。

これは便利でもあり、
同時に、今までにない状況でもあるにゃ。

🔍 まだわからないこと

この研究にも
限界はあるにゃ

ここで、にゃんたるが正直に言っておきたいことがあるにゃ。
この研究はすごく面白いけど、わからないことも多いにゃ。

❓ 研究の限界

・データはアメリカの異性カップルが中心にゃ
・同性カップルのデータもあるけど、サンプルが少ないにゃ
・「オンラインで出会った」の定義が広い(アプリ、SNS、ゲーム……)
出会い方が関係の質にどう影響するかは、この研究だけではわからないにゃ
・日本のデータとは事情が違う可能性があるにゃ

「オンラインで出会ったカップルは長続きするの?」
「友達の紹介のほうが相性いいんじゃないの?」

そういう疑問は自然に湧くけど、
この研究の範囲では答えが出ていないにゃ。

研究は今も続いていて、
フォローアップ調査でそういった問いにも
取り組んでいるそうにゃ。

ここでちょっとだけ、
考えてみてほしいにゃ。

あなたの大切な人とは、
どうやって出会ったにゃ?

友達の紹介?
職場? 学校?
それとも、オンライン?

その「出会い方」に、
誰か「仲介者」はいたにゃ?

どの出会い方がいい、
悪いという話じゃないにゃ。

ただ、出会いの「かたち」が
変わってきているのは確かにゃ。

🐱 猫の国の研究所より

ここからは、
研究所の考察にゃ。

ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。

「友達の紹介」が減ったということは、
出会いの場から「あなたのことを知ってる人」
いなくなったということにゃ。

友達が間にいると、
「この人はこういうタイプだよ」
「あなたに合うと思うよ」
っていうフィルターがかかるにゃ。

それが良いときもあれば、
余計なお世話のときもあるにゃ。

オンラインでは、自分の直感と判断で
相手を選ぶことになるにゃ。

それは自由にゃ。
でも同時に、全部自分で決めなきゃいけないにゃ。

どっちがいいとか悪いとかじゃないにゃ。
時代が変われば、出会い方も変わるにゃ。

大事なのは、出会ったあとの関係をどう育てるか
そっちのほうが、たぶんずっと大切にゃ。

もちろん、これはあくまでひとつの角度から見た話にゃ。
あなたの出会いの物語は、あなただけのものにゃ。

🐱

1930年代は家族が引き合わせて、
1943年からは友達が紹介して、
2012年からはオンラインで直接つながる。

出会いの「入り口」は変わり続けてるにゃ。

でもにゃ。
どんな入り口から入っても、
そのあとの廊下を一緒に歩くのは、ふたりにゃ。

出会い方より、出会ったあと。
**そこに目を向けてみるのも、
いいかもしれないにゃ。**

Rosenfeld, M. J., Thomas, R. J., & Hausen, S. (2019). Disintermediating your Friends: How Online Dating in the United States Displaces Other Ways of Meeting. Proceedings of the National Academy of Sciences, 116(36), 17753-17758. Link
Rosenfeld, M. J., & Thomas, R. J. (2012). Searching for a Mate: The Rise of the Internet as a Social Intermediary. American Sociological Review, 77(4), 523-547.
Stanford University, How Couples Meet and Stay Together (HCMST) Study. Wave 1: 4,002 adults; 2017 fresh sample: 3,510 adults.
上記の研究知見をもとに、ニャンタルヘルスが独自に構成・考察したものです。原論文の翻訳ではありません。記事の内容は情報提供を目的としたものであり、医学的・心理学的な診断やアドバイスではありません。つらい状況にいる方は、信頼できる専門家にご相談ください。

著者:研究所のねこたち|ニャンタルヘルス
🐱 猫の国 研究所 ― nyantal.com