🔬 猫の国 研究所
選択肢が多いと
選べなくなるのは、
脳がフリーズしてるから
…ジャムの実験が教えてくれた、
「選べない」の正体にゃ。
こういうこと、ない?
「選択肢が多い=幸せ」のはずなのに、
なぜか選べなくなるにゃ。
これ、あなたの優柔不断のせいじゃなかったにゃ。
2000年、コロンビア大学のシーナ・アイエンガー博士とスタンフォード大学のマーク・レッパー博士が、あるおもしろい実験をしたにゃ。
場所は、カリフォルニアの高級スーパーマーケット。
試食コーナーにジャムを並べたにゃ。
通りかかった人の60%が足を止めた。
すごい人気にゃ!
通りかかった人の40%が足を止めた。
まあ普通にゃ。
ここまでは「たくさんあるほうが魅力的」にゃ。
でも、実際に買った人の割合を見たら…
話が変わるにゃ。
試食した人のうち、
実際にジャムを購入した割合は
見てるだけ…にゃ。
試食した人のうち、
実際にジャムを購入した割合は
10倍も違ったにゃ!
選択肢が4倍に増えたら、購入率は10分の1に下がったにゃ。
「たくさんあったほうがいい」という直感は、
完全に裏切られたにゃ。
選択肢が多いとき、脳の中では何が起きてるのかにゃ?
選択肢が増えるほど、比較・評価に必要な情報処理量が爆発的に増えるにゃ。24種類のジャムを比較するには、脳のワーキングメモリがパンクするにゃ。
人間が1日に下せる「いい判断」の数には限界があるにゃ。選択肢が多いと、その「判断の体力」がどんどん削られるにゃ。
選択肢が多いほど「もっといいのがあったかも」と思いやすくなるにゃ。選んだ後の後悔が怖くて、そもそも選べなくなるにゃ。
つまり、選択肢が多すぎると脳は
「比較しきれない → 疲れる → 怖い → やめとこ」
ってなるにゃ。
これが「選べない」の正体にゃ。
この実験は2000年の話にゃ。
でも今の世界、もっとやばいにゃ。
Netflixの作品数:6,000本以上
平均的なスーパーの商品数:30,000点以上
Amazonの商品数:数億点
Netflixでは平均20分間ブラウジングだけして
何も観ずにアプリを閉じる人もいるにゃ。
転職サイト、保険のプラン、サブスクの種類、
スマホの機種、服のブランド、
夕飯のレシピ、旅行先…
現代人は1日に約35,000回の判断を
していると言われてるにゃ。
ジャムが24種類で3%しか買えなかったのに、
6,000本の映画から「今日の1本」を
選べるわけがないにゃ…。
選べないのは、あなたが悪いんじゃなくて
状況がおかしいにゃ。
心理学者バリー・シュワルツ博士は、選び方のスタイルを2つのタイプに分けたにゃ。
「ベストな選択」を追い求めるにゃ。全部の選択肢を比較して、最高のものを選びたいにゃ。
口癖:「もっといいのがあるかも」「まだ決められない」
「自分の基準を満たせばOK」にゃ。完璧じゃなくても、十分にいいものが見つかったら決めるにゃ。
口癖:「これでいいかな」「悪くないじゃん」
シュワルツ博士の研究では、マキシマイザーのほうが後悔が多く、満足度が低いことがわかったにゃ。
しかも、マキシマイザーは客観的にはいい選択をしてることも多いのに、主観的な幸福度はサティスファイサーより低かったにゃ。
「最高」を求めるほど、幸せから遠ざかる。
なんとも皮肉にゃ…。
ちょっと自分のことを
振り返ってみるにゃ。
レストランのメニュー、
何分で決められるにゃ?
A. 30秒(直感派にゃ)
B. 3分くらい(まあ普通にゃ)
C. 他の人が決めるまで待つ(…にゃ)
D. メニューを一周してから「おすすめ何ですか」と聞く
…Dの人、けっこう多いと思うにゃ。
別にどれが正解とかじゃないにゃ。
でも、「自分の選び方のクセ」に気づくのは
けっこう面白いにゃ。
研究からわかった、選択肢に負けないためのヒントにゃ。
研究では4〜6個がちょうどいいとされてるにゃ。Netflixなら「今日はコメディだけ」、メニューなら「肉か魚か」でまず絞るにゃ。
「5分で決める」とルールを作るにゃ。完璧な選択より、選んだことに満足する練習のほうが大事にゃ。
「間違えたらどうしよう」が選べない最大の原因にゃ。でも多くの選択はやり直しがきくにゃ。ジャムもNetflixも、別のを試せばいいだけにゃ。
サティスファイサーになる練習にゃ。「十分にいい」は「最高」より幸せだって、研究が言ってるにゃ。
要するに、選ぶ力じゃなくて「捨てる力」が大事にゃ。
ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことにゃ。
「選べない自分はダメだ」って
思ったことのある人、多いと思うにゃ。
でも、24種類のジャムの前で
97%の人が買えなかったにゃ。
**選べないのは「あなたの性格」じゃなくて、
脳の情報処理の仕組み**にゃ。
人間の脳はそもそも、
大量の選択肢を同時に比較するように
できてないにゃ。
それに、「選択肢が多い=自由=幸せ」
っていう思い込みも
見直してみていいかもしれないにゃ。
自由って、
何でもできることじゃなくて、
自分で決められることにゃ。
もちろん、これはひとつの見方にゃ。
選択肢が多いほうが嬉しい場面もあるにゃ。
でも「選べなくて自分を責めてた」なら、
ちょっとだけホッとしてほしいにゃ。
脳がフリーズしてただけにゃから。
ジャムが24種類あると
97%の人が買えなくなるにゃ。
Netflixを20分眺めて閉じるのも、
メニューで固まるのも、
全部「脳の仕様」にゃ。
だから、選べない自分を
責めなくていいにゃ。
**むしろ「これでいいや」って
決められる人のほうが、
研究的には幸せだった**にゃ。
今日の晩ごはん、
3秒で決めてみるにゃ?
…無理なら、にゃんたるが決めるにゃ。
おさかなにゃ。🐟
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