🔬 猫の国 研究所
「マイクロチーティング」—
SNS時代の浮気の
境界線はどこにゃ?
…「いいね」は浮気? DMは?
研究者たちも考え始めているにゃ。
浮気してるわけじゃない。
でも、なんかモヤモヤする。
この「グレーゾーン」、
研究所のねこたちが
調べてみたにゃ。
実はこのテーマ、
**研究者たちもまだ答えを
出しきれていない領域**にゃ。
2016年、マーティンが提唱した概念にゃ。
明らかな浮気ではないけれど、
パートナーとの間の境界線を
少しだけ越える小さな行動
具体的にはこんな行動が挙げられているにゃ。
・元恋人にこっそりメッセージを送る
・自分がフリーであるかのように振る舞う
・特定の相手とのやりとりを隠す
・「もしもの時のキープ」を維持する
・特定の人の投稿だけ全部いいねする
どれも「浮気」とは言い切れないにゃ。
でも「何でもない」とも言い切れないにゃ。
その曖昧さこそが、この問題の核心にゃ。
ハートラインとピアシーは、インターネットが浮気を加速させる構造を「トリプルAエンジン」と名づけたにゃ。
いつでも、どこでも、誰とでもつながれるにゃ。
深夜2時でも、隣にパートナーがいても、
スマホひとつで別の誰かと会話できるにゃ。
出会うのにお金も労力もかからないにゃ。
SNSのフォロー、いいね、DMは全部タダにゃ。
「ちょっとした行動」のハードルが極端に低いにゃ。
やりとりは自分とスマホの間だけにゃ。
誰にも見られない。証拠も残りにくい。
「バレなければ大丈夫」という心理が働きやすいにゃ。
この3つのAが揃ったことで、
「ちょっとした境界線の越え方」が
かつてないほど簡単になったにゃ。
トンプソンとオサリバンは、デジタル時代の行動を「浮気だと思うかどうか」を大規模に調査したにゃ。
結果は、驚くほどバラバラだったにゃ。
ほぼ全員が浮気だと答えた行為
・パートナー以外と性的関係を持つ
意見が割れた行為
・性的なメッセージのやりとり(セクスティング)
・感情的に深いDMのやりとり
・出会い系アプリのプロフィールを維持する
多くの人が浮気ではないと答えた行為
・異性の投稿にいいねする
・魅力的な人をフォローする
「浮気の定義」には
万人共通の正解がなかった
性別、年齢、恋愛経験、文化的背景……
いろんな要因で線引きが変わるにゃ。
つまり、「普通はこうでしょ」が
そもそも存在しないにゃ。
研究をもとに、研究所のねこたちが
「意見が分かれやすい行動」を整理してみたにゃ。
多くの人が「浮気ではない」と答えるにゃ。
でも特定の人にだけ毎回いいねしてたら?
そこにパターンがあると、意味が変わってくるにゃ。
内容による、と多くの人が答えるにゃ。
「元気?」と「会いたいな」では
意味がまったく違うにゃ。
でもパートナーに見せられない内容なら?
内容が何であれ、隠しているという事実が
問題になるケースが多いにゃ。
「やましいことはない」のに隠すなら、
なぜ隠すのか——がポイントにゃ。
行動そのものより、
「これをパートナーの前でもできるか?」
が判断の分かれ目かもしれないにゃ。
ウィッティの研究は、オンライン上の浮気について重要な発見をしたにゃ。
オンラインの感情的な浮気は、
*身体的な浮気と同等か、
それ以上のダメージ*を
パートナーに与え得る
「体の関係がないから大丈夫」
という考えは、研究から見ると
甘い見積もりだったにゃ。
・「体じゃなくて心を奪われた」という感覚
・自分より深い話を他の誰かとしている嫉妬
・「体だけなら一時の過ち」と思えるが、感情は選んでいると感じる
・見えない分、想像が膨らむ
特に女性は感情的浮気により強く反応し、
男性は身体的浮気により強く反応する
という性差もこの研究で報告されているにゃ。
もちろん個人差はあるけれど、
**「ただのDM」が与える影響は
思っているより大きい**かもしれないにゃ。
クレイヴンスたちの研究は、SNSが関係にもたらす別の問題を明らかにしたにゃ。
SNSに関連した嫉妬が高い人ほど:
・パートナーの行動をモニタリングする頻度が増加
・関係における葛藤が増加
・関係満足度が低下
そしてここに悪循環が生まれるにゃ。
「また誰かの写真にいいねしてる」
「知らない人からコメントが来てる」
フォロワーを確認。いいね履歴を見る。
DMを覗きたい衝動。
不安を解消するための監視が始まるにゃ。
監視していることがバレる → 相手は隠すようになる
→ もっと不安になる → もっと監視する
信頼の土台がどんどん崩れるにゃ。
ここまでの研究を見て、研究所のねこたちが気づいたことがあるにゃ。
問題は「その行為が浮気かどうか」じゃなくて、
*ふたりの間で境界線について
話し合ったことがあるか*
トンプソンたちの研究が示したように、浮気の定義は人によって全然違うにゃ。
「いいね」がOKな人もいれば、嫌な人もいるにゃ。
「元恋人との連絡」が平気な人もいれば、無理な人もいるにゃ。
どちらが正しいという話じゃないにゃ。
・ふたりの「OK」と「NG」を共有すること
・「普通はこうでしょ」ではなく「あなたはどう感じる?」と聞くこと
・境界線は固定じゃなくて、関係の中で変わっていいこと
・大切なのは「ルール」じゃなくて「対話のプロセス」
「いいねは浮気か?」に正解はないにゃ。
でも「あなたにとってどう感じるか」には
必ず答えがあるにゃ。
その答えをお互いに知っているかどうかが、
すべてを分けるにゃ。
ここでちょっとだけ、
考えてみてほしいにゃ。
あなたにとっての
「境界線」はどこにゃ?
そしてそれを、
パートナーは知ってるにゃ?
パートナーの境界線が
自分と違ったとき、
どう感じるにゃ?
答えが出なくても大丈夫にゃ。
こういうことを考えること自体が、
関係を大切にしている証拠にゃ。
ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。
SNSは「浮気の定義」を
根本から揺さぶったにゃ。
昔は、浮気といえば「体の関係」だったにゃ。
線引きはわかりやすかったにゃ。
でも今は、いいね、DM、フォロー、
スタンプひとつで
「これは何?」が始まるにゃ。
そして研究が教えてくれたのは、
「何が浮気か」に正解はない
ということにゃ。
人によって違うし、
カップルによって違うし、
同じ人でも時期によって変わるにゃ。
だからこそ大事なのは、
**「正解を探す」のではなくて、
「ふたりの答えをつくる」**こと
なのかもしれないにゃ。
それは面倒くさくて、
ちょっと勇気がいる作業にゃ。
でもその面倒くささが、
関係を守るものだと思うにゃ。
もちろん、これはひとつの角度から見た話にゃ。
あなたの関係のことは、あなたが一番わかってるにゃ。
「いいね」ひとつで揺れる関係もあるにゃ。
「DM100通」でも揺るがない関係もあるにゃ。
違いは、行為の重さじゃなくて、
ふたりの間に対話があるかどうかにゃ。
境界線は、誰かが決めるものじゃないにゃ。
ふたりでつくるものにゃ。
…にゃんたる、
伝えてよかったにゃ。
「伝えるためのひみつノート」で
コミュニケーションを実践する
心に寄り添う物語を読む
自分を知るための診断ツールを試す
猫の国は、優しい人のための場所にゃ。