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🔬 猫の国 研究所

浮気からの回復に
成功したカップルの
共通点?

…回復できたカップルは、
何をしていたのかにゃ。

💑
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AM 2:13
もう一回やり直せるのかな
信じたいけど、怖い
本当に変わってくれるの?
…わからない

この問いに、
正解なんてないにゃ。

でも、研究所のねこたちが
調べてみたら、
**実際に回復できたカップルに
いくつかの共通点**があったにゃ。

「回復すべき」という話じゃないにゃ。
**回復を選んだ人たちが、
何をしていたか**の話にゃ。

🧪 Blow & Hartnett (2005)

浮気を経験した
カップルのその後

まず、実際にどれくらいのカップルが「別れない」選択をしているのかにゃ。

📊 不倫後の関係維持率

不倫が発覚した後も、約60〜75%の夫婦が関係を維持していると報告されているにゃ。

60-75%

関係を維持した割合

でも、ここに大事な注意点があるにゃ。

「別れなかった」ことと
「回復した」ことは、
まったく別の話

関係を維持したカップルの中で、本当に満足度の高い関係を取り戻せたのは、その一部にゃ。

「離婚しなかった=うまくいった」ではないにゃ。
「一緒にいるけど冷え切っている」というケースも多いにゃ。

では、本当に回復できたカップルは、
何が違ったのかにゃ?

🧪 Gottman & Silver (2012)

ゴットマン博士が見つけた
「信頼回復の3段階」

40年以上にわたってカップルを研究してきたゴットマン博士は、浮気からの回復には3つの段階があると提唱しているにゃ。

第1段階

🪨 Atonement(償い)

裏切った側が本気の反省を示す段階
謝罪だけでなく、責任を認め、相手との接触を断ち、パートナーの怒りや悲しみを受け止め続けるにゃ。

第2段階

🔗 Attunement(同調)

感情的なつながりを再構築する段階
相手の気持ちに耳を傾け、小さなサインに応え、日常の中で信頼を積み直していくにゃ。

第3段階

💛 Attachment(再結合)

安全な絆を取り戻す段階
ふたりの間に再び「この人なら大丈夫」という安心感が生まれるにゃ。

この3つの段階は、順番通りに進むことが重要だとゴットマン博士は強調しているにゃ。
第1段階を飛ばして「もう終わりにしよう」と急ぐと、回復が難しくなるにゃ。

💡 第1段階:償い

「本気の反省」って、
具体的に何にゃ?

ゴットマン博士が指摘する「償い」は、
一度の謝罪で終わるものじゃないにゃ。

📊 回復したカップルの裏切った側に見られたこと

相手との連絡を完全に断った
・パートナーの質問に何度でも正直に答えた
・「もういいでしょ」と切り上げなかった
・相手の怒りや悲しみを防衛せずに受け止めた
・言葉だけでなく行動で示し続けた

ここで重要なのは、「一貫性」にゃ。

一度の涙の謝罪より、
毎日の透明性のほうが
信頼を回復させた

「ごめん」を100回言うより、
「今どこにいるか」「誰といるか」を
聞かれる前に伝え続ける。

信頼は、言葉ではなく積み重ねで戻る
ということにゃ。

🧪 Spring (2012)

「安い許し」と
「本物の許し」

スプリング博士は、浮気後の許しについて重要な区別をしているにゃ。

⚠️ Cheap Forgiveness(安い許し)

「早く元に戻りたい」から許す

・痛みに向き合うのが怖くて、急いで許す
・「もう気にしてない」と自分に言い聞かせる
・何が起きたかを深く話し合わずに蓋をする

→ 表面的には平穏だけど、未処理の傷が残るにゃ。

✅ Genuine Forgiveness(本物の許し)

時間をかけて獲得する許し

・何が起きたかをふたりで直視する
・裏切った側が努力を積み重ねて信頼を取り戻す
・傷ついた側が自分の感情を十分に表現できる
・どちらも逃げずにプロセスを歩む

→ 本当の意味で関係が再構築されるにゃ。

「早く許さなきゃ」と焦ることは、
むしろ回復を遅らせる可能性があるにゃ。

**許しは、急いで渡すものじゃなくて、
ゆっくり育てるもの**だということにゃ。

🧪 Snyder, Baucom & Gordon (2007)

回復の予測因子:
裏切った側に求められたこと

スナイダーたちの研究チームは、浮気後の回復を予測する要因を特定したにゃ。

📊 回復できたカップルに共通していたこと

・裏切った側の心からの反省と透明性
・「なぜ相手が傷ついたか」を本当に理解しようとする姿勢
・「何が起きて、なぜ起きたか」をふたりで共有できる物語にする作業
・一時的な努力ではなく、長期間にわたる一貫した行動

ここで注目したいのは、3つ目の「共有できる物語にする」という部分にゃ。

「なぜ起きたのか」を
ふたりが一緒に理解すること。
それが、前に進むための鍵だった

これは「裏切った側を正当化する」ということじゃないにゃ。

**何がふたりの間で起きていたのか、
何が足りなかったのか、
どうすれば繰り返さないか**——
それを一方的にではなく、一緒に考えるということにゃ。

⏳ 回復にかかる時間

ショートカットは
なかった

研究者たちが共通して指摘しているのは、
回復には時間がかかるということにゃ。

📊 回復に必要な期間

浮気からの回復には、最低でも1〜2年かかると報告されているにゃ。

しかもこれは「順調にいった場合」の話にゃ。

1-2年

最低限の回復期間

「もう3ヶ月も経ったのに、まだ信じられない」
「半年も前のことを、まだ持ち出すの?」

こういう焦りは自然にゃ。
でも研究の観点からは、3ヶ月はまだ序盤にゃ。

回復は、
直線じゃなくて螺旋
良くなったり戻ったりしながら、
少しずつ進む

「もう大丈夫」と思った翌日に
フラッシュバックが来ることもあるにゃ。
それは後退じゃなくて、回復の途中にある自然なことにゃ。

💡 もうひとつの選択

「回復しない」ことも、
正しい選択にゃ

ここまで「回復できたカップルの共通点」を見てきたけど、
大事なことを言わせてほしいにゃ。

離れることを選ぶのも、
同じくらい勇気のある決断にゃ

この記事は「回復を選んだカップル」の研究を紹介しているにゃ。
でもそれは、回復すべきだと言っているわけじゃないにゃ。

回復には、ふたりの膨大な努力と時間が必要にゃ。
そしてそれは、すべてのカップルに可能なわけでも、
すべてのカップルに必要なわけでもないにゃ。

研究が示していること

回復も、離れることも、どちらも「前に進む」こと

・自分の安全や尊厳を守るために離れることは、健全な選択にゃ
・「やり直さない=負け」ではないにゃ
・大事なのはあなた自身がどうしたいかにゃ

「あの人のために頑張らなきゃ」じゃなくて、
「自分のために何を選ぶか」が最優先にゃ。

ここでちょっとだけ、
立ち止まってみてほしいにゃ。

もし今、
信頼が揺らいでいるとしたら——

あなたは、
どうしたいと思ってるにゃ?

「回復したい」も、
「離れたい」も、
「まだわからない」も、
全部、あなたの答えにゃ。

今すぐ答えが出なくても、
それでいいにゃ。

🐱 猫の国の研究所より

ここからは、
研究所の考察にゃ。

ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。

回復できたカップルに共通していたのは、
「裏切りをなかったことにする」のではなく、
裏切りを通して関係を作り直したということにゃ。

元の関係に「戻る」のではなく、
新しい関係を、ゼロから築いたにゃ。

そこには、ごまかしも、急ぎも、
「もう忘れて」もなかったにゃ。

でもそれは、ものすごく大変な道のりにゃ。
選べる人もいれば、選ばない人もいる。
どちらの選択にも、正しいも間違いもないにゃ。

もちろん、これはひとつの角度から見た話にゃ。
あなたの状況は、あなたにしかわからないにゃ。

🐱

信頼は、一瞬で壊れるにゃ。
でも、積み直すことは不可能じゃないにゃ。

そのためには、
償いと、透明性と、時間が必要で、
そしてなにより、
ふたりがそれを選ぶことが必要にゃ。

選ばないことも、立派な答えにゃ。

**あなたが、あなたのために
いい選択ができますようににゃ。**

📚 もっと深く知りたい人へ

猫の国には
こんな場所もあるにゃ

🎓 学び舎

「伝えるためのひみつノート」で
コミュニケーションを実践する

📚 図書館

心に寄り添う物語を読む

🛠️ 道具屋

自分を知るための診断ツールを試す

猫の国は、優しい人のための場所にゃ。

Gottman, J. M., & Silver, N. (2012). What Makes Love Last?: How to Build Trust and Avoid Betrayal. Simon & Schuster.
Spring, J. A. (2012). After the Affair: Healing the Pain and Rebuilding Trust When a Partner Has Been Unfaithful (2nd ed.). William Morrow Paperbacks.
Blow, A. J., & Hartnett, K. (2005). Infidelity trends and patterns: A cross-cultural review of the literature. Journal of Couple & Relationship Therapy, 4(2-3), 1-22.
Snyder, D. K., Baucom, D. H., & Gordon, K. C. (2007). Getting Past the Affair: A Program to Help You Cope, Heal, and Move On. Guilford Press.
上記の研究知見をもとに、ニャンタルヘルスが独自に構成・考察したものです。原論文の翻訳ではありません。記事の内容は情報提供を目的としたものであり、医学的・心理学的な診断やアドバイスではありません。つらい状況にいる方は、信頼できる専門家にご相談ください。

著者:研究所のねこたち|ニャンタルヘルス
🐱 猫の国 研究所 ― nyantal.com