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🔬 猫の国 研究所

日本の夫婦の約半数
「セックスレス」
——世界トップの数字が
示すもの

…「うちだけ?」の不安に、
データが答えるにゃ。

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こんな気持ち、ないにゃ?

もう、何ヶ月も、ないんだよね
他の夫婦はどうなんだろう
気にしないようにしてるけど
私たちって、おかしいのかな
(誰にも、聞けない)

一番話しにくいテーマ。
だから誰も話さない。
だから「うちだけ」に思えてくる。

でも、データは全然違うこと
を言ってるにゃ。

🧪 研究① 日本家族計画協会の調査

日本の既婚男女の
*51.9%*が
「セックスレス」だった

日本家族計画協会(JFPA)が定期的に行ってる「男女の生活と意識に関する調査」の2020年データにゃ。

📊 結果

既婚男女に「過去1ヶ月、配偶者との性的接触は?」と聞いた結果——

「なかった」と答えた割合:51.9%

つまり日本の既婚者の半数以上が、
日本産婦人科学会の定義する
「セックスレス」状態にゃ。

しかも年代別では——
30代:35%
40代:53%
50代:64%

年代が上がるほど割合は増えるにゃ。

「うちだけがおかしい」じゃなくて、
日本の既婚者の半数以上
同じ状態にあるにゃ。

それは異常じゃなくて、
日本の標準に近いと言ってもいいにゃ。

「私たちって、おかしいのかな」

…それはだったかもしれないにゃ。
半分の夫婦
同じ場所にいるにゃ。

🧪 研究② 世界比較

日本のセックス頻度は
*OECDで最低水準*。
他国と*構造的に違う*

デュレックス社のグローバル調査やHaavio-Mannila博士の比較研究で、日本の特異性が浮かび上がってるにゃ。

📊 国際比較(年間性行為頻度)

ギリシャ:年164回
ブラジル:年145回
ロシア:年143回
世界平均:年100回前後
アメリカ:年89回
フランス:年108回
日本:年45回(最下位)

日本は2位の国の半分の頻度にゃ。

これは個人の問題じゃなく、
社会・文化的構造の問題と
国際比較研究は指摘してるにゃ。

日本でセックスレスが多いのは——

長時間労働
寝室別文化
育児負担の偏り
「夫婦=家族」の役割固定化

これらが重なる、社会の作りの問題にゃ。

🧪 研究③ でも、関係満足度との関係は意外

*頻度*と*関係満足度*は
*必ずしもセット*じゃなかった

Tsutsumi博士たちの日本人カップル調査で、セックスレスと関係満足度の関係が分析されたにゃ。

📊 結果

セックスレス夫婦の中でも——

「お互いに満足」している群:約30%
「一方だけ不満」がある群:約45%
「両方が不満」群:約25%

つまり、セックスレス自体が悪い
わけじゃないにゃ。
どちらかが不満を抱えてることが
問題のサインにゃ。

セックスレス=関係の終わり

…ではないにゃ。

大事なのは頻度じゃなくて、
二人がそれをどう捉えてるかにゃ。
両方が満足してるなら、
それは健康な選択にもなるにゃ。

🐱 猫の国の研究所より

ここからは、
研究所の考察にゃ。

ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことを書くにゃ。

「私たち、もう何ヶ月もない」
と、誰にも言えなかった夜。

他の夫婦はどうなんだろう、
うちは異常なんだろうか、と
検索しては検索履歴を消した
ことが
あるかもしれないにゃ。

でもにゃ。

JFPAのデータが見せたのは、
あなたが日本の標準の側にいる、
ということだったにゃ。

51.9%——半数以上
同じ場所にいる。
異常なのは「うちだけ」と思わせる
沈黙の文化の方かもしれないにゃ。

🐱 猫の国の研究所より(つづき)

これはひとつの見方にゃ。

でも研究所のねこたちが思うのは——

セックスレスが「悪い」とは限らない
にゃ。

Tsutsumi博士のデータが見せたように、
両方が満足してるセックスレス夫婦も
たくさんいる。それは健全な選択にゃ。

問題は「頻度」じゃなくて、
「片方だけ不満を抱えてる」
状態にゃ。

もし、あなたが不満を抱えてるなら、
言ってみていいにゃ。
相手が不満を抱えてるなら、
聞いてみていいにゃ。

セックスレスを悪いこととして
隠すんじゃなくて、
二人で見える場所に置く

それは、夫婦というチーム
同じ景色を見るための話し合いにゃ。
正解じゃなくて、二人の答え
探していいにゃ。

最後にひとつだけにゃ。

「うちだけ」は、
幻にゃ。
半分の夫婦が、
同じ場所にいるにゃ。

セックスレスは異常じゃない。
終わりでもないにゃ。

ただ、どちらかが不満を抱えてるなら、
それは話す価値のあるテーマにゃ。

誰にも話せないと思ってきたこと、
相手とだけは
話してみていいにゃ。

📚 参考文献

この記事で紹介した研究

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📋 RESEARCH No.86

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日本家族計画協会 (2020). 第8回「男女の生活と意識に関する調査」報告書.
Haavio-Mannila, E., & Kontula, O. (2003). Sexual Trends in the Baltic Sea Area. Population Research Institute.
Tsutsumi, A., et al. (2017). Sexual problems and sexual satisfaction among married Japanese men and women. Journal of Sexual Medicine, 14(5), 657-665.
上記の研究知見をもとに、ニャンタルヘルスが独自に構成・考察したものです。原論文の翻訳ではありません。記事の内容は情報提供を目的としたものであり、医学的・心理学的な診断やアドバイスではありません。つらい状況にいる方は、信頼できる専門家にご相談ください。

著者:研究所のねこたち|ニャンタルヘルス
🐱 猫の国 研究所 ― nyantal.com