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🔬 猫の国 研究所

「こんな空想する自分は
?」
— 1,516人の答えにゃ

…"普通"の範囲は、
思ってるより広かったにゃ。

💕
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AM 2:47
…こういうこと想像するの、自分だけなのかな
誰にも言えない
普通の人は、こんなこと考えないよね?
(もしかして自分、おかしいのかな…)

夜中にひとりで、
こういうこと考えたことがある人、
実はものすごく多いにゃ。

研究所のねこたち、
このテーマを調べてみたにゃ。

そうしたら、1,516人の大規模調査
「普通」の意味がひっくり返ったにゃ。

🧪 Joyal, Cossette & Lapierre (2015)

1,516人に聞いた
「性的な空想」の実態

カナダのモントリオール大学のクリスチャン・ジョヤルと研究チームは、ある疑問に取り組んだにゃ。

そもそも、
「異常な性的空想」とは何なのか
その定義は本当に正しいのか?

彼らは1,516人(男性799人、女性717人)を対象に、55種類の性的空想について「経験したことがあるか」「どれくらい頻繁か」を調査したにゃ。

📊 調査規模

1,516人のカナダの成人が参加。
55種類の性的空想について、経験の有無と頻度を詳細に調査。

臨床的に「異常」とされてきた空想が、本当に統計的にも「異常」なのかを検証したにゃ。

1,516人

調査参加者

この調査の結果は、
これまでの「常識」を大きく覆すものだったにゃ。

📊 統計的に「珍しい」もの

55種類の空想のうち、
「珍しい」のは*たった2つ*だった

ジョヤルたちは、空想を3つのカテゴリに分類したにゃ。

定義

📏 統計的な分類基準

珍しい(rare):2.3%未満の人しか経験していない
普通でない(unusual):15.9%未満
典型的(typical):84.1%以上が経験している

📊 結果

55種類の空想のうち——

「珍しい」に該当したのは、たった2つだけ。

残りの53種類は、「普通でない」以上の頻度で報告されたにゃ。
そして多くは「典型的」——つまり、大多数が経験しているものだったにゃ。

2つだけ

統計的に「珍しい」空想

これまで「異常」と呼ばれてきた空想の大半は、
統計的には完全に「普通」だった

つまり、「こんなこと考える自分はおかしい」と思っていたその空想は、
おそらく統計的には普通の範囲にゃ。

📊 「驚き」のデータ

みんなが秘密にしている
「普通」の空想たち

ジョヤルたちの調査で、多くの人が「自分だけかも」と思っている空想が、
実際にはどれくらいの人に共有されていたか見てみるにゃ。

📊 服従的な空想(されるがままになる)

女性の65%男性の53%が経験あり。

この空想は、多くの人が「こんなことを考える自分はおかしい」と感じやすいものにゃ。
でも——過半数が経験しているにゃ。

65%

女性の経験率

📊 支配的な空想(主導権を握る)

女性の47%男性の60%が経験あり。

服従的な空想と対になるこの空想も、
どちらの性別でも非常に多いにゃ。

60%

男性の経験率

📊 公共の場でのセックスの空想

女性の57%男性の82%が経験あり。

「人に見られるかもしれない場所で」という空想は、
空想として非常にありふれたものにゃ。

82%

男性の経験率

これらの数字を見ると、
**「秘密にしてるのは自分だけ」ではなく、
「みんなが秘密にしている」**ということがわかるにゃ。

🧪 Bivona & Critelli (2009)

空想することと、
実際に望むことは違う

ここで、ひとつとても大事な研究を紹介するにゃ。

ビヴォナとクリテッリは、女性の「服従的・強制的な性的空想」について詳細に研究したにゃ。

結果、62%の女性がこうした空想を経験したことがあると報告したにゃ。

でも、ここが一番大事にゃ。

空想として思い浮かべることと、
*実際にそれを体験したいかは、
まったく別の話*

空想の中では、自分が安全な場所から状況をコントロールしているにゃ。
想像の中の自分は、いつでも「やめる」ことができるにゃ。

それは現実の願望とは根本的に異なるものにゃ。

ポイント

🔑 空想 ≠ 願望

空想:安全な心の中で自由に想像すること
願望:実際に体験したいと思うこと

この2つは別物にゃ。
空想したからといって、それを現実に求めているわけではないにゃ。

暴力的な映画を楽しめることと、暴力を望むことが違うのと同じにゃ。

🧪 Lehmiller (2018)

4,175人の調査が示した
「思ったより似ている」という事実

社会心理学者のジャスティン・レミラーは、4,175人のアメリカ人を対象に、性的空想についての大規模な調査を行ったにゃ。

📊 最も普遍的なテーマ

性別を超えて最も共通していた空想のテーマは——

「新しさ」と「多様性」にゃ。

いつもと違う場所、いつもと違うシチュエーション、
新しい体験への好奇心。
これは性別に関係なく、最も広く共有された空想のテーマだったにゃ。

4,175人

調査参加者

レミラーは著書の中でこう述べているにゃ。

男女の空想の内容は、
*違いよりも共通点のほうが
はるかに大きかった*

「男はこう、女はこう」という決めつけがあるけれど、
実際のデータはもっとグラデーションにゃ。

空想の世界では、性別の壁は思ったより低かったにゃ。

🧪 Leitenberg & Henning (1995)

空想は「異常」どころか、
「健康」のサインだった

ライテンバーグとヘニングは、性的空想に関する研究を包括的にレビューしたにゃ。

その結論は、多くの人の直感に反するものだったにゃ。

📊 性的空想の普遍性

95%以上の人が、性的な空想を経験していると報告。

空想をすること自体は、ほぼ全員に共通する人間の心理的活動にゃ。

95%+

が空想を経験

しかも研究は、
空想が豊かな人ほど
*性的な満足度が高く、
心理的にも健康だった*
と報告しているにゃ

空想は**病理のサインではなく、
健康な心理的機能のサイン**だったにゃ。

想像力が豊かなことは、
性的な場面に限らず、
創造性や問題解決能力とも関わっているにゃ。

つまり、「こんなこと考える自分はおかしい」じゃなくて、
「想像できること自体が、心が健康に働いている証拠」にゃ。

💡 文化の「脚本」と統計的現実

なぜ「普通のこと」を
「異常だ」と感じてしまうのか

統計的には「普通」なのに、
なぜこんなにも多くの人が自分を「変だ」と感じてしまうのかにゃ。

理由①

🤐 誰も話さないから

性的な空想は、最も話題にしにくいテーマのひとつにゃ。

親しい友人にも打ち明けない人がほとんど。
だから、「自分だけがこんなこと考えている」と思い込みやすいにゃ。

実際にはみんなが同じように黙っているだけにゃ。

理由②

📺 文化的な「正しいセックス像」

メディアや教育が描く「正常な性」は、とても狭いにゃ。

その枠からはみ出る空想をした瞬間に、
**「自分は異常だ」というレッテルを
自分で自分に貼ってしまう**にゃ。

でも、その「枠」自体が
統計的現実とかけ離れているにゃ。

「異常」だと教えられてきたことの多くが、
データで見ると「ありふれたこと」だった

文化が作った「普通」と、統計が示す「普通」。
この2つのギャップが、
不必要な自己否定を生んでいたにゃ。

ここでちょっとだけ、
考えてみてほしいにゃ。

自分の空想について、
「これは変だ」と思ったこと、
あるにゃ?

もしあるとしたら、
それは誰かに教えられた「変」にゃ?
それとも、データが示す「変」にゃ?

1,516人の答えを見た今、
自分への見方が
少し変わったりしたにゃ?

どう感じても大丈夫にゃ。
空想は、あなただけの
自由な世界にゃ。

🐱 猫の国の研究所より

ここからは、
研究所の考察にゃ。

ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。

1,516人のデータが示したのは、
たぶんシンプルなことにゃ。

人間の想像力は、自由で、豊かで、多彩にゃ。

そして、その多彩さは
「異常」なんかじゃなくて、
むしろ人間として自然なことだったにゃ。

95%以上の人が空想を経験していて、
空想が豊かな人ほど心理的に健康で、
「変」だと思っていた空想の大半は統計的には「普通」にゃ。

問題は空想そのものじゃなくて、
空想を持つ自分を「異常だ」と責めてしまうことにゃ。

夜中にひとりで、
「自分はおかしいのかも」と悩んでいた時間——
その時間を、もう少し軽くできたらいいなと思うにゃ。

もちろん、これはひとつの角度から見た話にゃ。

🐱

「こんなこと考える自分は変?」

1,516人の答えは、
「それ、たぶん普通にゃ」だったにゃ。

55種類の空想のうち、
本当に「珍しい」のはたった2つ。
残りは、みんなが黙って共有していたにゃ。

空想は自由にゃ。
あなたの想像力は、
あなただけの安全な場所にゃ。

…研究所のねこたち、
調べてよかったにゃ。

📚 もっと深く知りたい人へ

猫の国には
こんな場所もあるにゃ

🎓 学び舎

自分を知るための学びを深める

📚 図書館

心に寄り添う物語を読む

🛠️ 道具屋

自分を知るための診断ツールを試す

猫の国は、優しい人のための場所にゃ。

Joyal, C. C., Cossette, A., & Lapierre, V. (2015). What Exactly Is an Unusual Sexual Fantasy? Journal of Sexual Medicine, 12(2), 328-340. Link
Bivona, J., & Critelli, J. (2009). The Nature of Women's Rape Fantasies: An Analysis of Prevalence, Frequency, and Contents. Journal of Sex Research, 46(1), 33-45. Link
Lehmiller, J. J. (2018). Tell Me What You Want: The Science of Sexual Desire and How It Can Help You Improve Your Sex Life. Da Capo Lifelong Books.
Leitenberg, H., & Henning, K. (1995). Sexual Fantasy. Psychological Bulletin, 117(3), 469-496. Link
上記の研究知見をもとに、ニャンタルヘルスが独自に構成・考察したものです。原論文の翻訳ではありません。記事の内容は情報提供を目的としたものであり、医学的・心理学的な診断やアドバイスではありません。つらい状況にいる方は、信頼できる専門家にご相談ください。

著者:研究所のねこたち|ニャンタルヘルス
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