🔬 猫の国 研究所
「こんな空想する自分は
変?」
— 1,516人の答えにゃ
…"普通"の範囲は、
思ってるより広かったにゃ。
夜中にひとりで、
こういうこと考えたことがある人、
実はものすごく多いにゃ。
研究所のねこたち、
このテーマを調べてみたにゃ。
そうしたら、1,516人の大規模調査で
「普通」の意味がひっくり返ったにゃ。
カナダのモントリオール大学のクリスチャン・ジョヤルと研究チームは、ある疑問に取り組んだにゃ。
そもそも、
「異常な性的空想」とは何なのか?
その定義は本当に正しいのか?
彼らは1,516人(男性799人、女性717人)を対象に、55種類の性的空想について「経験したことがあるか」「どれくらい頻繁か」を調査したにゃ。
1,516人のカナダの成人が参加。
55種類の性的空想について、経験の有無と頻度を詳細に調査。
臨床的に「異常」とされてきた空想が、本当に統計的にも「異常」なのかを検証したにゃ。
調査参加者
この調査の結果は、
これまでの「常識」を大きく覆すものだったにゃ。
ジョヤルたちは、空想を3つのカテゴリに分類したにゃ。
珍しい(rare):2.3%未満の人しか経験していない
普通でない(unusual):15.9%未満
典型的(typical):84.1%以上が経験している
55種類の空想のうち——
「珍しい」に該当したのは、たった2つだけ。
残りの53種類は、「普通でない」以上の頻度で報告されたにゃ。
そして多くは「典型的」——つまり、大多数が経験しているものだったにゃ。
統計的に「珍しい」空想
これまで「異常」と呼ばれてきた空想の大半は、
統計的には完全に「普通」だった
つまり、「こんなこと考える自分はおかしい」と思っていたその空想は、
おそらく統計的には普通の範囲にゃ。
ジョヤルたちの調査で、多くの人が「自分だけかも」と思っている空想が、
実際にはどれくらいの人に共有されていたか見てみるにゃ。
女性の65%、男性の53%が経験あり。
この空想は、多くの人が「こんなことを考える自分はおかしい」と感じやすいものにゃ。
でも——過半数が経験しているにゃ。
女性の経験率
女性の47%、男性の60%が経験あり。
服従的な空想と対になるこの空想も、
どちらの性別でも非常に多いにゃ。
男性の経験率
女性の57%、男性の82%が経験あり。
「人に見られるかもしれない場所で」という空想は、
空想として非常にありふれたものにゃ。
男性の経験率
これらの数字を見ると、
**「秘密にしてるのは自分だけ」ではなく、
「みんなが秘密にしている」**ということがわかるにゃ。
ここで、ひとつとても大事な研究を紹介するにゃ。
ビヴォナとクリテッリは、女性の「服従的・強制的な性的空想」について詳細に研究したにゃ。
結果、62%の女性がこうした空想を経験したことがあると報告したにゃ。
でも、ここが一番大事にゃ。
空想として思い浮かべることと、
*実際にそれを体験したいかは、
まったく別の話*
空想の中では、自分が安全な場所から状況をコントロールしているにゃ。
想像の中の自分は、いつでも「やめる」ことができるにゃ。
それは現実の願望とは根本的に異なるものにゃ。
空想:安全な心の中で自由に想像すること
願望:実際に体験したいと思うこと
この2つは別物にゃ。
空想したからといって、それを現実に求めているわけではないにゃ。
暴力的な映画を楽しめることと、暴力を望むことが違うのと同じにゃ。
社会心理学者のジャスティン・レミラーは、4,175人のアメリカ人を対象に、性的空想についての大規模な調査を行ったにゃ。
性別を超えて最も共通していた空想のテーマは——
「新しさ」と「多様性」にゃ。
いつもと違う場所、いつもと違うシチュエーション、
新しい体験への好奇心。
これは性別に関係なく、最も広く共有された空想のテーマだったにゃ。
調査参加者
レミラーは著書の中でこう述べているにゃ。
男女の空想の内容は、
*違いよりも共通点のほうが
はるかに大きかった*
「男はこう、女はこう」という決めつけがあるけれど、
実際のデータはもっとグラデーションにゃ。
空想の世界では、性別の壁は思ったより低かったにゃ。
ライテンバーグとヘニングは、性的空想に関する研究を包括的にレビューしたにゃ。
その結論は、多くの人の直感に反するものだったにゃ。
95%以上の人が、性的な空想を経験していると報告。
空想をすること自体は、ほぼ全員に共通する人間の心理的活動にゃ。
が空想を経験
しかも研究は、
空想が豊かな人ほど
*性的な満足度が高く、
心理的にも健康だった*
と報告しているにゃ
空想は**病理のサインではなく、
健康な心理的機能のサイン**だったにゃ。
想像力が豊かなことは、
性的な場面に限らず、
創造性や問題解決能力とも関わっているにゃ。
つまり、「こんなこと考える自分はおかしい」じゃなくて、
「想像できること自体が、心が健康に働いている証拠」にゃ。
統計的には「普通」なのに、
なぜこんなにも多くの人が自分を「変だ」と感じてしまうのかにゃ。
性的な空想は、最も話題にしにくいテーマのひとつにゃ。
親しい友人にも打ち明けない人がほとんど。
だから、「自分だけがこんなこと考えている」と思い込みやすいにゃ。
実際にはみんなが同じように黙っているだけにゃ。
メディアや教育が描く「正常な性」は、とても狭いにゃ。
その枠からはみ出る空想をした瞬間に、
**「自分は異常だ」というレッテルを
自分で自分に貼ってしまう**にゃ。
でも、その「枠」自体が
統計的現実とかけ離れているにゃ。
「異常」だと教えられてきたことの多くが、
データで見ると「ありふれたこと」だった
文化が作った「普通」と、統計が示す「普通」。
この2つのギャップが、
不必要な自己否定を生んでいたにゃ。
ここでちょっとだけ、
考えてみてほしいにゃ。
自分の空想について、
「これは変だ」と思ったこと、
あるにゃ?
もしあるとしたら、
それは誰かに教えられた「変」にゃ?
それとも、データが示す「変」にゃ?
1,516人の答えを見た今、
自分への見方が
少し変わったりしたにゃ?
どう感じても大丈夫にゃ。
空想は、あなただけの
自由な世界にゃ。
ここまでのデータを並べて、
研究所が思ったことをひとつだけにゃ。
1,516人のデータが示したのは、
たぶんシンプルなことにゃ。
人間の想像力は、自由で、豊かで、多彩にゃ。
そして、その多彩さは
「異常」なんかじゃなくて、
むしろ人間として自然なことだったにゃ。
95%以上の人が空想を経験していて、
空想が豊かな人ほど心理的に健康で、
「変」だと思っていた空想の大半は統計的には「普通」にゃ。
問題は空想そのものじゃなくて、
空想を持つ自分を「異常だ」と責めてしまうことにゃ。
夜中にひとりで、
「自分はおかしいのかも」と悩んでいた時間——
その時間を、もう少し軽くできたらいいなと思うにゃ。
もちろん、これはひとつの角度から見た話にゃ。
「こんなこと考える自分は変?」
1,516人の答えは、
「それ、たぶん普通にゃ」だったにゃ。
55種類の空想のうち、
本当に「珍しい」のはたった2つ。
残りは、みんなが黙って共有していたにゃ。
空想は自由にゃ。
あなたの想像力は、
あなただけの安全な場所にゃ。
…研究所のねこたち、
調べてよかったにゃ。
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猫の国は、優しい人のための場所にゃ。