← 図書館へ戻る
📋

自分のトリセツ

📅 2026-03-23⏱️ 4分✍️ 匿名の自己観察者
自己理解自己認識パターン気づき
私には「取扱説明書」がある。 自分で作った、自分のための説明書。スマホのメモに入ってる。 「批判されると黙る」「黙ったあと、3日くらい引きずる」「引きずってる時は甘いものを食べると少しまし」 こんなことが、10個くらい書いてある。 これがあると、自分の扱い方が少し分かる。分かったからって楽になるわけじゃないけど、「またこのパターンだ」って気づけるだけで、飲み込まれにくくなった。 でも、このメモを作れるようになるまで、けっこう遠回りした。 半年前。 彼氏と喧嘩した翌日、仕事でミスを連発した。 先輩に「今日どうした?」と聞かれて、「大丈夫です」と答えた。 大丈夫じゃなかった。頭の中が全部、昨日の喧嘩で埋まってた。 その夜、ふと思った。「私、プライベートで何かあると、必ず仕事に出るな」って。 初めて自分のパターンに気づいた瞬間だった。 1年前。 友達の何気ない一言で、1週間落ち込んだことがある。 「そのシャツ、面白いね」 褒めてたのかもしれない。でも私の中では「変だよ」に変換された。 1週間、そのシャツを着られなかった。 あとから冷静に考えて、「私、人の言葉を悪い方に解釈する癖がある」と気づいた。 気づいたけど、止められなかった。 3年前。 自分のことが全く分からなかった。 なんで怒ってるのか分からない。なんで泣いてるのか分からない。なんで人と話すと疲れるのか分からない。 全部「自分がおかしいから」だと思ってた。 おかしいんじゃなくて、知らなかっただけだった。 自分の癖を。自分のパターンを。自分の取り扱い方を。 スマホのメモを開く。 今日、新しい項目を追加した。 「褒められると、逆に不安になる」 また一個、自分のことが分かった。 分かったところで、すぐには変わらない。でも、取扱説明書が1行増えるたびに、自分との付き合い方がほんの少しだけ上手くなる。 ほんの少しだけ。 --- *© 2026 匿名の自己観察者*