朝6時半、起きた。
まず、子どもを起こす。4歳の娘。
触った瞬間、熱い。
体温計で測ったら、38.5度。
「あぁ...」
心の中で、ため息をついた。
保育園は休ませなきゃいけない。そして、私も仕事を休まなきゃいけない。
今日は、大事な会議があった。プレゼンの予定だった。
携帯を手に取った。上司に電話する。7時前だけど、仕方ない。
「おはようございます。すみません、今日、子どもが熱を出してしまって...」
上司は、「あぁ、そう」って言った。それだけ。
「会議、どうします?」って聞いた。
「誰かに代わってもらうしかないな」
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。でも、どうしようもない。
電話を切った。
娘は、ぐったりしていた。「お腹痛い」って言った。
病院に連れて行った方がいいのか。でも、まだ朝早い。様子を見よう。
娘に、お粥を作った。食べない。「いらない」って。
じゃあ、せめて水分だけでも。ポカリを飲ませた。
それから、一緒にソファに座った。娘は私に寄りかかって、ぼーっとテレビを見ていた。
私は、携帯で仕事のメールをチェックした。
会議の資料を同僚に送った。「お願いします」って。
同僚から返信が来た。「了解。お大事に」
ありがたかった。
でも、心のどこかで、焦っていた。
「私がいなくても、仕事は回るんだな」
それが、嬉しいような、寂しいような。
昼過ぎ、娘の熱は少し下がった。37.8度。
「ママ、お腹すいた」って娘が言った。
「何食べたい?」
「うどん」
うどんを茹でた。娘は、半分くらい食べた。
「美味しい?」
「うん」
それだけで、少し安心した。
夕方、夫から電話があった。
「どう?熱下がった?」
「少し」
「今日、早く帰れるから。何か買って帰ろうか?」
「じゃあ、アイス」
「了解」
夫は、優しい。助かってる。
夜、娘は寝た。熱は37.2度まで下がった。
明日は、保育園に行けるかな。行けたら、私も仕事に行ける。
でも、無理はさせたくない。
明日の朝、また様子を見よう。
今日一日、仕事は何もできなかった。会議にも出られなかった。
でも、娘の看病ができた。それでいい。
仕事も大事。でも、子どももっと大事。
30代、キャリアも子育ても両方。
綱渡りみたいな毎日。でも、なんとかやってる。
完璧じゃないけど、それでいい。
子どもが熱を出した日。それも、母親の仕事だから。
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