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鏡を見るのが、怖かった

📅 2025-11-03⏱️ 5分✍️ 匿名の女性
自己嫌悪外見葛藤受容変化
鏡を見るのが、怖かった。 自分の顔を見ると、嫌悪感が湧いた。 「ブス」「老けた」「醜い」 そんな言葉が、頭の中に浮かぶ。 朝、洗面所で顔を洗う。でも、鏡は見ない。 化粧をする時も、最低限しか見ない。 外出先のトイレ。鏡がある。目を逸らす。 この感覚は、いつからだろう。 10代の頃からかもしれない。 周りの子は、可愛くて、華やかで。 私は、地味で、目立たなくて。 「私なんて」って思ってた。 大人になっても、変わらなかった。 SNSを見ると、綺麗な人ばかり。 比べて、落ち込む。 「私は、何をやってもダメだ」 ある日、友達に言われた。 「なんで、そんなに自分を否定するの?」 「だって、私ブスだもん」 友達は、首を振った。 「そんなことない。あなたは、あなたのままで素敵だよ」 でも、信じられなかった。 その後、カウンセリングに通い始めた。 カウンセラーに、鏡が怖いことを話した。 「鏡を見ると、何が見えますか?」 「醜い自分」 「本当にそうですか?」 「...わからない」 カウンセラーは、課題を出した。 「毎日、鏡を見て、自分に一つだけ、良いところを言ってください」 最初は、無理だと思った。 でも、やってみることにした。 次の日、鏡の前に立った。 自分の顔を見た。嫌悪感が湧いた。 でも、何か一つ、良いところを探した。 「...目は、悪くない」 小さな声で言った。 それだけで、精一杯だった。 次の日も、鏡の前に立った。 「髪は、サラサラしてる」 その次の日。 「肌は、まあまあ綺麗」 少しずつ、少しずつ、良いところを探した。 1ヶ月が過ぎた頃、気づいた。 鏡を見ても、前ほど嫌悪感がない。 「ああ、これが私か」 そう思えるようになった。 完璧じゃない。綺麗でもない。 でも、これが私だ。 今、私は鏡を見ることができる。 まだ、時々嫌になる。でも、前ほどじゃない。 「これでいい」って思えるようになった。 自分を好きになるって、難しい。 でも、自分を受け入れることは、できる。 「これが私」 それを認めるだけで、楽になる。 鏡を見るのが、怖かった。 でも、今は大丈夫。 少しずつ、自分と仲良くなれてる気がする。 --- *© 2025 匿名の女性*