日曜日。予定がない。
ふと、図書館に行きたくなった。
近所の図書館。小さいけど、静かで好きな場所。
朝10時、開館と同時に入った。
奥の席に座った。窓際の、いつもの席。
本を選びに行った。
タイトルも見ずに、適当に手に取った。
小説、エッセイ、写真集。5冊くらい。
席に戻って、開いた。
読む、というより、眺めてた。
文字を追う。でも、内容はあまり頭に入ってこない。
それでもいい。
ページをめくる。また文字を眺める。
写真集は、綺麗な風景が載ってた。
見てると、心が落ち着く。
気づいたら、お昼だった。
図書館を出て、近くのコンビニでおにぎりを買った。
公園のベンチで食べた。
それから、また図書館に戻った。
午後も、同じ席に座った。
今度は、詩集を読んだ。
短い言葉。でも、深い。
一つの詩を、何度も読み返した。
意味が、わかるようでわからない。
でも、それがいい。
時計を見たら、16時だった。
6時間、図書館にいた。
でも、全然飽きなかった。
閉館時間が近づいて、図書館を出た。
外は、まだ明るかった。
家に帰る道、心が軽かった。
「今日、何してたんだろう」
図書館で、本を眺めてただけ。
何も生産してない。何も達成してない。
でも、充実してた。
こういう日も、いいんだなって思った。
何もしない日。ただ、本を眺める日。
それも、立派な休日だ。
図書館で、一日中本を眺めてた。
また、こういう日を作ろう。
何もしない、ただ存在するだけの日。
それが、私の休息だ。
---
*© 2025 匿名の読書家*