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🏃‍♀️

娘の運動会、仕事を休めなかった

📅 2025-11-03⏱️ 4分✍️ 匿名の母
子育て仕事罪悪感バランス選択
娘の小学校の運動会。私は会社にいた。 1ヶ月前から分かっていた日程。でも、その日は大事なプレゼンが入っていて、私が休むと同僚に迷惑がかかる。上司に相談したけど、「厳しいな」という反応だった。 夫に頼んだ。「お願い、今年はあなたが見てきて」 夫は快く引き受けてくれた。でも、娘は言った。 「ママも来てほしかった」 その言葉が、ずっと胸に刺さっていた。 運動会当日の朝、娘は弁当を持って学校に行った。私は娘を玄関で見送って、そのままスーツに着替えて会社に向かった。電車の中で、他の親子連れを見た。お母さんたちは、カメラを持って楽しそうに話している。 私は、母親失格なんじゃないか。 プレゼンは無事に終わった。でも、頭の中はずっと娘のことでいっぱいだった。今頃、徒競走かな。ダンスかな。夫はちゃんと写真撮ってくれてるかな。 夕方、家に帰ると娘が駆け寄ってきた。 「ママ、見て!金メダルもらったよ!」 娘は嬉しそうに、手作りの金メダルを見せてくれた。夫が撮ってくれた動画を一緒に見た。娘は一生懸命走っていて、転びそうになりながらも最後まで頑張っていた。 「ママ、見れなくてごめんね」 そう言ったら、娘は首を横に振った。 「大丈夫だよ。ママ、お仕事頑張ってたんでしょ?パパがいっぱい応援してくれたから」 その言葉に、涙が出そうになった。 私は完璧な母親じゃない。仕事と子育ての両立なんて、綺麗事じゃできない。どちらかを選ばなきゃいけない時、罪悪感はいつもついてくる。 でも、娘は分かってくれている。私が働いていること。頑張っていること。すべてに参加できなくても、愛していること。 その夜、娘が寝た後、夫と話した。 「ごめん、任せちゃって」 「いいよ。俺が見れて良かった。お前も大事な仕事だったんだろ?」 夫は優しく言ってくれた。でも、私の中の罪悪感は消えなかった。 それでいいのかもしれない。罪悪感を感じるのは、娘のことを大切に思っているからだ。完璧にできなくても、それが愛情の形なんだと思う。 次の運動会は、絶対に行こうと思った。でも、もし行けなくても、私は自分を責めすぎないようにしようと思う。 働く母親は、いつも何かを諦めている。でも、諦めた分だけ、他の何かを守っている。それを忘れないようにしたい。 娘の金メダルは、今もリビングに飾ってある。それを見る度に思う。 完璧じゃなくても、私は母親だ。それでいいんだと。 --- *© 2025 匿名の母*