小さなポトス
そっと・4分

小さなポトス:部屋の模様替えをしたら、気持ちも変わった

匿名の住人・4分・そっと

部屋が、息苦しかった。

同じ景色。同じ配置。何年も変わっていない。帰ってきても、ただ寝るだけ。部屋にいても、リラックスできなかった。

「何か変えたい」

そう思って、休日に模様替えをすることにした。

最初は、ベッドの位置を変えてみた。窓際から、壁際へ。

それだけで、部屋の印象が変わった。いつもと違う角度から部屋を見る。新鮮だった。

次に、本棚を動かした。デスクの配置も変えた。カーテンを新しいものに替えた。明るい色にした。

作業しながら、気づいた。部屋の中に、使っていないものがたくさんある。

古い服、読まない本、壊れた家電。全部捨てた。思い切って、半分くらい捨てた。

部屋が、広くなった。

最後に、観葉植物を買った。小さなポトス。窓辺に置いた。

すべてが終わった時、部屋はすっかり変わっていた。

ベッドに座って、部屋を見渡した。同じ部屋なのに、全然違う。明るくて、広くて、居心地がいい。

その夜、ぐっすり眠れた。朝起きた時、気分が良かった。

それから、変化が続いた。

部屋が居心地良くなったから、家にいる時間が楽しくなった。前は、なるべく外にいたかった。でも今は、早く帰りたいと思う。

部屋で本を読むようになった。音楽を聴くようになった。ヨガもするようになった。

部屋が変わっただけで、生活が変わった。

そして、気持ちも変わった。

前は、なんとなく停滞していた。何も変わらない毎日。変えたいけど、何をすればいいか分からない。

でも、部屋を変えたら、「自分も変われる」と思えた。

小さな変化だけど、確かに変わった。それが、自信になった。

友達が遊びに来た時、言われた。

「部屋、変わったね。なんか、あなたも明るくなった気がする」

その言葉が、嬉しかった。

部屋は、自分の心を映す鏡なのかもしれない。部屋が散らかっていると、心も散らかる。部屋が暗いと、心も暗くなる。

でも、部屋を整えると、心も整う。

大掛かりなことは、していない。家具の配置を変えた。カーテンを替えた。いらないものを捨てた。植物を置いた。

それだけで、何かが変わった。

私は、部屋の模様替えをして良かった。気持ちも一緒に、リフレッシュできた。

たったそれだけのことで、人生が少し明るくなった気がする。

― 匿名の住人

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