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息子の療育、3年目

📅 2025-11-03⏱️ 4分✍️ 匿名の母
療育発達障害育児成長受容
息子が3歳の時、療育に通い始めた。 今、6歳。もうすぐ小学生になる。 最初は、認めたくなかった。 「うちの子は、普通じゃないのか」 健診で指摘された時、頭が真っ白になった。言葉が遅い。目が合いにくい。こだわりが強い。 「様子を見ましょう」と言われ続けて、3歳。 「療育を受けてみませんか?」 その言葉を聞いた時、何かが崩れた。 夫に相談した。 「療育って、障害がある子が行くんじゃないの?」 私も、そう思っていた。うちの子は、ちょっと遅いだけ。そのうち追いつく。そう信じたかった。 でも、心のどこかで分かっていた。このままじゃ、息子は苦しむ。 療育センターに見学に行った。 小さな子どもたちが、先生と一緒に遊んでいた。ブランコに乗る子。積み木を並べる子。絵本を見ている子。 「普通じゃないか」 そう思った。みんな、ただの子どもだった。 息子も、その中に入った。最初は固まっていたけど、先生が優しく声をかけてくれた。 「ゆっくりでいいよ」 その言葉が、私の心にも響いた。 療育が始まった。 週に2回、1時間。遊びを通して、コミュニケーションや生活のスキルを学ぶ。 最初の半年は、変化が分からなかった。 「本当に意味があるのかな」 そう思うこともあった。お金もかかる。時間もかかる。仕事の調整も大変。 でも、続けた。 1年が過ぎた頃、変化に気づいた。 息子が、私の顔を見て笑うようになった。「ママ」と呼んでくれるようになった。 小さなことだった。でも、私にとっては大きなことだった。 療育の先生が言った。 「お母さん、すごく成長してますよ」 その言葉で、泣いてしまった。 2年目。 息子は、お友達と遊べるようになってきた。まだ上手じゃない。でも、隣に座って、一緒にブロックを積む。 それだけで、嬉しかった。 療育に通う他のお母さんたちとも、仲良くなった。 みんな、同じように悩んでいた。「この子の将来は?」「学校は大丈夫?」「いつまで療育を続ければいいの?」 答えは、誰にも分からない。 でも、一人じゃないと分かった。 3年目の今。 息子は、療育が好きだ。「今日、療育?」と聞いてくる。 先生たちに会えるのが、楽しみらしい。 私も、療育に救われた。 息子の「できない」を数えるのをやめた。「できる」を見つけるようになった。 「普通」って、何だろう。 息子は息子のペースで、成長している。それでいい。 もうすぐ小学生。不安もある。でも、大丈夫だと思う。 療育で学んだのは、息子だけじゃない。私も学んだ。 「ゆっくりでいい」 その言葉を、自分にも言えるようになった。 もしあなたが今、療育を勧められて悩んでいるなら。 行ってみてほしい。見てみてほしい。 そこにいるのは、ただの子どもたちだ。そして、ただの親たちだ。 みんな、ゆっくり進んでいる。 それでいいんだと、気づけるかもしれない。 --- *© 2025 匿名の母*